日誌

2015年3月の記事一覧

喜ぶ・デレ 校長日誌 立川の空から No108

校長日誌 立川の空から No108(2015/3/30)

「年度の終わり」
 昨日(3月29日)は学校で仕事をしました。途中、自動販売機で飲み物を買おうとして、外へ出ると、かぐわしい香りが漂ってきました。
「この香りは・・・」
 そう。沈丁花の香りです。沈丁花の香りがすると、春。年度の終わりです。そうです。とうとう平成26年度が終わりを告げようとしているのです。
 日本人学校から帰国してはや1年が過ぎました。昨夜、50周年を迎える笑点を見ていたら、司会の歌丸さんが「50年はあっという間でした。」と言っていました。
 50年があっという間なのですから、一年なんて瞬時ですね。実際、瞬時でした。
「この一年でどれだけのことができただろうか?」
「子供たちの力をどれだけ伸ばしてあげられただろうか?」
と思うと、反省点が多々あります。
 教職員集団は全力を尽くしました。足りなかった点はお詫びします。
 そして、来年度へ向けて、教職員一丸となって研鑽していくことをお約束します。

喜ぶ・デレ 校長日誌 立川の空から No107

校長日誌 立川の空から No107(2015/3/27)

「卒業式」
 3月25日、本校の卒業式が挙行されました。
 当日は快晴。しかし、朝はかなり冷え込んでいました。そこで、会場の体育館をストーブで温めました。ストーブといっても大型ではないので、開式の1時間半前から温めていました。そのかいあって、開式時には、室温があがっていました。

 9:05に卒業生が入場。終了は11:05。2時間の式でした。
 実は、式が始まる前、私たち教職員は、式には2時15分~30分要するのではないかと思っていました。しかし、実際は、2時間。では本番がアップテンポすぎたのかと言うと、そうではありませんでした。
 自分の学校を褒めるのは「我田引水」のそしりを受けそうで気が引けますが、本番の卒業式は、今まで一番の出来でした。在校生代表の5年生のサポート(演奏や呼びかけ)や態度も素晴らしかったし、何より卒業生の態度、呼びかけ、合唱ともベストでした。つまり、卒業生や在校生のベストのパフォーマンスが、時間短縮につながったということでしょう。(自画自賛ですね。)
 来賓の方々も、口々に「素晴らしい式でした。」とおっしゃっていました。
 通常、このような言葉は、「社交辞令」ととらえるのですが、私は額面通り受け取ります。(またも自画自賛)

喜ぶ・デレ 校長日誌 立川の空から No106

校長日誌  立川の空から No106(2015/3/22)

「七中卒業式」

 先週の金曜日(320日)、七中の卒業式に参列しました。一言、感動でした。

 卒業生も、在校生も非常に態度がよく、厳粛な式の雰囲気を醸し出してくれました。

 式は2時間でしたが、時間の長さを感じさせない感動がありました。

特によかったのは、送辞・答辞と合唱です。

答辞では、代表生徒が男女とも途中から涙、涙。それにつられるように、他の卒業生も涙を見せ始めました。

子供の涙って、美しいです。でも、すぐそばの来賓席にいた私は、もうしんどい、しんどい。何がしんどうかって、大人が涙を見せるのは、なんてことないのですが、昔から子供が涙を見せると、しんどいのです。年を取るほど、涙もろくなっているところへ、子供たちが美しい涙を流している様子に触れると、もうたまりません。

私は途中から、卒業生の方は見ないで、下を向いていました。(どさくさに紛れて寝ていたのではありません。)

私は、帰校してから、先生方へこう言いました。

「七中の卒業式は、感動の卒業式でした。素晴らしい卒業生でした。このような中学校へ子供たちを送り出すことができるのは、本当にうれしいことです。」

 

 さて、明後日は本校の卒業式です。幼稚園には幼稚園の卒園式の良さがあり、中学校には中学校の卒業式の良さがあります。西砂小学校の卒業式も、「小学校ならではの卒業式の良さがあった」と言ってもらえるような卒業式になることでしょう。


喜ぶ・デレ 校長日誌 立川の空から NO105

校長日誌 立川の空から NO105 (2015/03/20)
「全校朝会校長講話」
 今週の月曜日の全校朝会の講話を載せます。

おはようございます。今日は、「学力」について考えてみたいと思います。

「学力」って何ですか?と尋ねると、多くの大人が「読み書き計算」と言います。

つまり、しっかり音読できて、書いてある意味がわかって、しっかりと漢字の読み書きができて、しっかり計算ができることが「学力」、ということです。確かに、「読み書き計算」も「学力」の1つで大切です。でも、それは、一部です。

では、大切な学力とは何でしょうか?例えば学力とは、西砂小学校の目標にある「自分の考えをもつ」です。また例えば何か聞いたり、見たりしたときに、そのまま信じるのではなく、「これって本当?」と疑ってみて、「自分で確かめること」です。また例えば、「これは正しいのか、間違えているのか、自分はどう行動したらよいのか」、などを考えて、自分で決めることです。また例えば、「自分の考えを相手にわかりやすく伝えること」です。

といっても、わかりにくいですね。では、具体的な例をあげましょう。西砂小学校の例です。

3年3組のみんなが社会科で松明祭りについて勉強しました。講師として松明祭り保存会の高橋さんが来てくださいました。そこで、3年3組は、発見をします。それは、松明祭りを支えてくださる人が少なくなっていることです。普通ならこの発見でおしまいです。でも、3年3組の子供たちは違いました。「松明祭りを支える人が少なくなっているのなら、ぼくたち、私たちがポスターをつくって、宣伝をして、支えてくださる人を募集しよう。」と考えたのです。これが「自分の考えをもつこども」です。そして、さらにすばらしいのは、実際にポスターをつくったことです。これがそのポスターです。(※ポスターの実物を提示)

このポスターは、後で校舎内に掲示しますので見てください。

さて、今お話ししたように、これが「これからの学力」です。先生が、お父さんやお母さんが、誰かが教えてくれるのを待っているのではなくて、自分の考えをもって、自分から何かを変えていこうと行動すること、そういうのが「これからの学力」なのです。

3年3組の今回のこのポスターは、そういうことを教えてくれました。

皆さんも自分たちの頭で考え、自分の意見をもち、自分から積極的に行動していきましょう。


 

 

喜ぶ・デレ 校長日誌 立川の空から No104

校長日誌 立川の空から NO104(2015/03/18)
「卒園式」
 本日の午前中、松中幼稚園の卒園式に来賓として出席しました。
 驚いたことが3つあります。
 1つ目は卒園生の人数。なんと120名。西砂小学校の今年度の卒業生の数よりも多いのです。
 2つ目は、園児の態度の良さ。120名もの園児が修了証を受け取るので、当然時間がかかります。また、合唱や呼びかけもあるのです。10時に開式して、結局終了したのは、11:30。なんと1時間半も式が続いたのです。幼稚園生なので、私の予想では、園児たちは、飽きてしまって、歩き出したり、おしゃべりしたり・・・でした。ところが・・・園児たちは、なんと1時間半、持ちこたえたのです。すごい!
 3つ目は、本校に入学する子供たちの数。120名中、37名が本校に入学とのこと。
 
 最後に、松中幼稚園の卒園式は、先生方の想いが伝わってくる、温かい卒園式(先生方は涙、涙・・・でした)で、何よりとってもかわいかった(これが小学校と一番違うところ)です。

喜ぶ・デレ 校長日誌 立川の空から NO103

校長日誌 立川の空から NO103(2015/3/18)

「交通安全」
 昨日の全校朝会で立川警察署の交通安全課のお巡りさんが、本校の子供たちに「交通安全の呼びかけ」をしました。
 このきっかけとなったのは、小学生の交通事故です。都内で小学生の交通死亡事故が続いたため、お巡りさんが直接子供たちに呼びかけたい、ということになり、本校を含め立川市の小学校へ出前講話をすることになったのです。

立川警察署による交通安全講話。

「交通事故が多発していること」
「急な飛び出しをしないこと」
「横断歩道を渡るときには、(横断歩道であっても)右を見て、左を見て、また右を見て、車が来ないことを確認してから渡ること」(※自転車で横断歩道を横断中にトラックに巻き込まれて死亡した小学生の例を念頭に話をしてくださったようです。)
などを丁寧にお話ししてくださいました。
 終了後、私が御礼を申し上げると、お巡りさんは、
「ほかの学校と比べて言うわけではないのですが、西砂小学校の子供たちはよく話を聞きますねえ。」
と感心しておっしゃってくれました。こういう命を守る、重要な話の際は、特に真剣に話を聞くことが大切ですね。

喜ぶ・デレ 校長日誌 立川の空から No102

校長日誌 立川の空から NO102 (2015/03/17)
「20000アクセス達成!」
 
 本校HPの閲覧数が20000を超えました!
 いや~、めでたい、めでたい!皆さんの応援に感謝、感謝、感謝です。
 もうすぐ平成26年度も終わりますが、これからも西砂小学校のHPをご愛顧ください。
 次に目指すは30000アクセスです。

 さて、今日の話題は、「万引き防止」。現在、世界一治安が良いと言われている日本でも、万引きが増加しています。万引きのために、廃業に追い込まれるお店もあります。(実際、私が知っている店で、万引きのため廃業になったのが2店あります。)
 万引きが増加すると言われている中高校生の前に、つまり小学生の内に、「万引きは犯罪であること」、「被害を受けた店は、大打撃を受けていること」等を知らしめる必要があります。
 本校では先日の全校朝会にて、立川警察署が万引き防止の講話をしてくださいました。

子供たちは、立川警察書の方々の「万引きは絶対ダメ」というお話を、静かに、しっかり聞いていました。
子供たちが、自分たちが万引きしないことはもちろん、周囲で万引きしようとしている仲間を止めてくれれば、立川警察書の方々も話した甲斐があったというものでしょう。
(※このお二方は、西砂小学校の周辺をパトカーでパトロールしてくださっています。)

喜ぶ・デレ 校長日誌 立川の空から NO101

校長日誌 立川の空から NO101(2015/3/11)
「地震に備える」
 昨日の全校朝会では東日本大震災に関わる講話をしました。

 おはようございます。今日は3月10日。明日は3月11日です。3月11日といえば、東日本大震災が起きた日。15000人以上が亡くなり、2000人以上が行方不明となった東日本大震災から4年目がたちました。

明日は、震災があった2時46分に立川でサイレンが鳴ります。サイレンが鳴ったら、遊びの途中でも遊びをやめてサイレンを聞きましょう。今日は、お亡くなりになった方々のために黙祷をささげましょう。皆さん、目をつぶってください。下を向きます。(※15秒ほど黙祷)

はい。目を開けてください。

 

さて、東日本大震災は、1000年に一度の大地震です。ということは、1000年前に東日本大震災のような大地震があったと言うことになります。本当でしょうか。

実は、その証拠があります。百人一首の歌に残っているのです。紹介します。この歌です。

 

「ちぎりきな かたみに袖をしぼりつつ 末の松山 波こさじとは」

 この歌の中の「末の松山」は、宮城県にあります。今から1000年以上前に大きな地震が起きて、大津波が宮城県を襲いました。大きな被害があったのですが、津波は、末の松山まで来ませんでした。

それから1000年以上たった、2011年の3月11日、皆さんもよく知っている、東日本大震災が起きました。すごい津波が東北地方を襲いました。それでも、末の松山には波は来ませんでした。それが「波こさじとは」という言葉になるのです。百人一首の歌は1000年前から津波の恐ろしさを教えていたのですね。

津波の恐ろしさを教えるといえば、有名な言葉があります。それは「津波てんでんこ」という言葉です。「津波が来たら、一人一人がてんでんばらばらになって、早く高台に逃げろ」という意味です。この言葉を知っていて、命が助かった人がたくさんいます。昔の人の言い伝えって、大切なのですね。

 さて、明日3月11日で、東日本大震災から4年です。たくさんの命がなくなっています。地震は必ず来ます。なくなった、たくさんの命を大切にするためにも、皆さんは家の人とと一緒に地震への備えをしてください。

 この本(※「3・11を忘れない」)にも「地震に対する10の備え」が載っています。

 いくつか紹介しましょう。「①家具類の転倒・落下・移動防止対策をしておこう」。この話は前にしましたね。「②消火の備えをしておこう。」地震で怖いのは、火事です。火事が広がらないように、家に消火器はありますか。すぐ火を消せるような水が入ったバケツはありますか。「③非常用品を備えておこう」懐中電灯や、ラジオなどともに、水や食料の準備も大切です。「④家族で話し合っておこう」地震が起きたとき、家の中のどこに逃げるのかとか、外に出ているときには、どこに集まるとか、家族でよく話し合っておきましょう。

 今日、明日で家族で話し合って、是非対策をして、大切な命を守れるようにしましょう。

喜ぶ・デレ 校長日誌 立川の空から NO100

校長日誌 立川の空から No100(2015/03/11)
「郷土の伝統を守る」
 3年生が社会科で西砂川地区の「松明祭り」について学習しました。
 ゲストティーチャーとして松明保存会の高橋さん(ひかり保育園長)をお招きしました。
 高橋さんは、3年生に、わかりやすく、丁寧に説明をしてくれました。3年生は、「松明祭りの歴史」、「なぜ復活したのか?」、「保存会の人たちには、どういう想いがあるのか」などについて説明する高橋さんの話に真剣に耳を傾けていました。

松明祭りに使う松明を使いながら、祭りについて説明する高橋さん。

子供たちがこれをきっかけに、ますます郷土に興味関心をもつようになればよいと思います。
学校の教育活動にお力を貸してくださっている西砂小学校の地域の皆様に感謝します。

※「とうとう100号!」
 今私の頭の中は、打ち上げ花火です。頭が破裂しているという意味ではありません。
 100号を達成したその祝福の打ち上げ花火が盛大な音を立てて、私の頭の中で鳴っているのです。
 実は、このブログを立ち上げたときの密かな目標ではありました。ただ、年度当初からではなかったので、「100号の目標設定はさすがに無理かな?」と思っていました。
 それが、年度末ぎりぎりで100号達成したのでうれしいのです! 
 なぜ私が100号を達成できたのか?理由は簡単です。閲覧してくださる方がたくさんいたからです。私も、副校長先生も、先生方も、自分たちが書いたものが多くの方に読まれていることがわかると、次に書こうとするエネルギーとなります。
 これからもご愛読をお願いします。

喜ぶ・デレ 校長日誌 立川の空から No99

校長日誌 立川の空から NO99(2015/03/10)
「西砂会館祭り」
 3月8日日曜日に西砂会館祭りが開催されました。祭りには市長もご来賓としてご出席されました。来賓あいさつでは、市長は西砂小学校についてお話ししてくださいました。(西砂小学校の児童数が増加していること、防犯カメラが来年度設置されること等)。
 会館祭りには、本校の児童も参加。カラオケではなく、お囃子と踊りの参加です。
 
写真左:太鼓担当の本校児童。とても上手でした。
写真右:お囃子に合わせて踊る本校児童。会場からは、「かわいい」と言う声が聞こえました。
 地域の伝統文化に触れる活動をしている本校の児童は、来年度から始まる「立川市民科」を先取りしているようです。

喜ぶ・デレ 校長日誌 立川の空から NO98

校長日誌 立川の空から NO98 (2015/03/06)
「教師冥利」

 教師という仕事は、ハードワークですが、やりがいのある仕事です。
 やりがいの例は、例えば、「教え子の存在」です。
 立派になった教え子と再会するのは、まさに「教師冥利に尽きる」の一言です。
 
 つい先日、そんな場面に遭遇しました。下の写真をご覧ください。
 
 ご存じのように、本校で「図書の読み聞かせボランティア」や「取り出し指導ボランティア」でご活躍の小井(いさらい)先生です。
 玄関で、大きな花束をもっていらっしゃったので、どうしたのかと思いきや、すぐそばに本校の保護者(ご夫婦)がいらっしゃったのです。
 保護者のご夫婦曰く
「今日は小井先生の○歳のお誕生日で、お祝いのため、花束をお持ちしたのです。」
とのこと。
 聞けば、なんとご夫婦とも本校の卒業生で、小井先生の教え子とのこと。
 思わず私は小井先生に
「教師冥利に尽きるとはこのことですね。」
と申し上げました。
 
 長年にわたり、本校でご活躍されている小井先生は、西砂小学校の宝ですね。

喜ぶ・デレ 校長日誌 立川の空から NO97

校長日誌 立川の空から No97(2015/3/2)
「幼保小の連携」
 「小1ギャップ」「中1ギャップ」という言葉があります。
 「小1ギャップ」は、幼稚園や保育園から小学校へ入学した子供がそのギャップに戸惑うことです。
 幼稚園、保育園と小学校はこのギャップを少しでも少なくするため、連携しています。
 幼稚園や保育園の先生方と小学校の先生が話し合ったり、保育園の子供たちが小学校を訪問して、小学校生活を少し体験したりする連携です。
  
上の写真は、保育園の子供たちと小学校の子供たちの交流の様子です。
保育園の子供たちは、思いのほかリラックスして交流していました。