日誌

2014年9月の記事一覧

【校長室より】 雑感 「うまくできるかな?」


 26年9月25日 雑感 「うまくできるかな?

 出張先から戻って来ると、家庭科室で、5年生が、めんを食べている様子が見て取れた。よく見ると、うどんのようです。

 「そうか、八ヶ岳移動教室での、ほうとう作りの練習をしているのか。」

 移動教室の現地では、炊飯場で班員が協力しながら夕食づくりです。食材を切る、火をおこし,なべで煮る、食べる・・・、一連の過程で1~2時間かかります。

 特に難しいのが、種火から火を大きくしていく過程です。うちわであおぎすぎてすぐに火が消えたり、マキを入れすぎて消えたり、四苦八苦です。

 さて、5年生の皆は、当日うまくいくかな?

 5年生に質問してみました。

 「作った感想は?」・・・子A「先生に『山の味だね』と言われた」

 「どういう意味?」・・・子A「褒め言葉だと思います。」?

   B「おいしかった。うまくできた。」

  うまくいきそうです。しかし、火が課題です。


【校長室より】 お知らせ 「大根が大きくなりました」

26年9月25日 お知らせ 「大根が大きくなりました」

 5月31日、運動会で、大根の種の入った風船を飛ばしました。

 神奈川県綾瀬市の、丸大鋼材()の三橋さんが会社の敷地内内で拾われ、育てていただきました。

 数回にわたって、育って行く大根の写真を送ってくださいました。

 6/9・・・小さな芽が出た。

 6/24・・・少し大きくなり、社内の人たちと、大根らしいと話し合う。

 7/11・・・鉢から路地(地面)に移植。大根とはっきりと判明。

 9/18・・・三橋さんご自身と共に、大きくなった大根の写真が送られて来た。あんな小さな種から、40~50㎝の長さで、太さも立派。八百屋さんで売られている大根と変わりない。

  先日、PTA会長の馬場さんが来校されたときに、その写真をお見せしました。「嬉しいなあ・・・」 私もです。

  玄関の受付の左にこれまでの写真が掲示してあります。

  三橋さん、会社の皆様、ありがとうございました。

子供たちも、保護者も、50周年実行委員も、教職員も、人の心の温かさを感じ、嬉しい気持ちでいます。

【校長室より】「困る電話!・・・ 電話・スマホは上手に使いたい」

26年9月23日 雑感 

「困る電話! ・・・ 電話・スマホ等は上手に使いたい」 

  電話の便利さは理解しているつもりですが、時々とっても腹が立つことがあります。土日等の休日に、自宅に、◯◯を買わないかとの勧誘の電話が多いのです。

 例を挙げます。

・新しい墓地の造成をした。いかがですか? 

・今度そちら様の担当になった◯◯です。たまたま近くに来ました。都内にいい物件がありますが・・・?・・・(結構しつこい。切ったら再度かかってきた。)

・各地の特産物購入、子供の年齢に応じた物品や事柄(習い事・着物等々)

  腹立たしいのは、仕事や何かをしている時に、相手に自分の大切な時間を突然奪われることです。更に、我が家に該当しない事柄を平然と紹介してくることです。

「今、時間はいいですか?」と、聞いてくれるならまだしも、電話を切らせない手段で、勢いよく話しかけて来ます。

 時々、腹が立って、「今何時だと思っているのですか、夕食時(時に昼食)で、家族で食べている所ですよ。少しは考えて電話しているのですか。」と言って、切ることもあります。

 家族に、そんな切り方すると相手を怒らせる等と言われることもありますが。

 今、何でも携帯電話的なもので意思の交流を図ることが多いです。短い電話やメールの内容で、心が伝わるでしょうか?  結構、腹をたてたり、感情的になったりすることも多いと思います。 便利だから、ついつい、相手のことを考えずに使ってしまう。反省も含めて、

 1 大切なことは、なるべく顔を合わせて言葉を交わす。

 2 人に物事を頼む時は、誠実に。

 3 たわいもないことで、相手に伝言し、返事を強要しない。

4 相手に思いやりをもって接する、人としての基本を再度考える。

こんなことに心がけたいものだと思います。

子供たちにも、携帯電話やスマホの使い方については、犯罪防止、金銭関係や人間関係のトラブルの防止指導をして行きます。25年12月の調査では、5.6年生の約半数が携帯電話やスマホを所持しています。これらの使用につきましては  

ご家庭でもよろしくお願いいたします。


【校長室より】朝会 「音楽・図工の勉強は」

 

 26年9月22日 朝会 「音楽・図工の勉強は」
 私が小5の頃、父親の髪の毛につける油を使って、鏡に向かって、どちらに分けた方がいいのかやって見ました。もちろん、親のいない時間帯でこっそりと秘密の行動です。その時の分け方が未だに続いています。

  皆さんの中にも、同じようなことをしている人がいると思います。女の子だったら、マニュキアや口紅をつけたりして。自分に、似合う形や色を探し出そうとしているのです。また、洋服にしても部屋の模様替えや机の引き出し等、気持ちのいい配置や色、状況を考えて、自分らしさを出そうとしています。

  気が沈んだとき、この曲を聞いたり、歌ったりすると元気になる。自分の心の状況に合った音楽で、心の安定を図ろうとする。

  図工や音楽の勉強は、自分らしさを作り出すための勉強だと思う。更に、きれいなものやすばらしいものを見たり聞いたりした時に、心から感動したり、心が和んだりする土台作り、「豊かな心作り」「豊かな感性作り」でもあると思う。

私が、青年教師であった頃、こんな6年生がいました。

 「ぼくは、音楽や図工は勉強しなくてもいい、受験に関係無いから・・・」

  その子供を裏庭の土手に連れて行き、上の話をしました。そして、子供の時はいろいろなことを勉強する必要がある。大人になってから、自分に必要のないものは削っていったらいい・・・。」と。

  さあ、秋です。音楽も図工も意欲的に勉強し、自分らしさ、美的センスを磨いて、いい男、いい女、いい人、になる勉強をしよう。


【校長室より】 雑感 「子供はほめてもらいたい」

1年生の廊下の掲示版に、魚の絵が掲示してあります。

色使いの学習でしょうか。真ん中に大きな魚を描き、様々な色を使ってカラフルに仕上げています。魚の周囲には小さくいろいろな海の生物もいます。

楽しく眺めていたら、教室から出てきた1年生が、自分の絵を見てくれと、手を引いて自分の絵の所まで案内してくれます。今度は別の子が、見てくれと案内します。数名の子供の絵を見て、かわいいところ、これは何なのと聞くこと、魚の絵の色使いをほめること等、一言でもほめたり、感心したりすると満足そうな表情をします。子供たちをほめ、認めることは大切だと思いました。また子供たちはそれを強く欲している。そのことが情緒を安定させ、物事に立ち向かう意欲や元気を強くして行くことにつながると再認識しました。

繰り返し紹介します。 山本五十六(太平洋戦争当時の連合艦隊司令長官)の言葉から

  :「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」
  :「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず」

  C:「やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず」

     

いつの世でも、人を(子を)育てるための大切な言葉だと思います。

*今回、Aについて正確な言葉をインターネットで調べていたら、BとCもありました。 B.Cを含む3段構成で、人の育て方を言っていることを知りました。