Hello 校長室

Hello 校長室

9 月1日と2日(Hello 校長室 9月2日)

 昨日の9月1日は防災の日でした。関東大震災が起きた日です。以前は9月1日に保護者が子どもを引き取る訓練や集団下校が行われていました。本日の9月2日は戦争終結の降伏文章に調印した日です。米戦艦ミズーリの上で行われました。8月15日は玉音放送が流れましたが15日以降も戦闘が続きシベリア抑留等の事実を知っておくことは大切だと思います。9月1日と2日の出来事を心にとめておきたいと思います。

 

文化祭(Hello 校長室9月1日)

 国立高校の文化祭は新聞等で取り上げられとても有名です。夏休みに国立高校の前を自転車で通ったら文化祭の劇の看板が掲示されていました。

一度は見に行きたいなと思っていましたが、一般公開は抽選の申し込みですでに終わっていました。

何事もしっかり調べておかないといけないですね。それにしても看板の製作に圧倒されました。高校生の青春が伝わってきます。

 

天声人語から(Hello 校長室 8月31日)

 本日の朝日新聞天声人語にやなせたかしさんの詩が掲載されています。「絶望のとなり だれかが そっと腰かけた 絶望は となりのひとに聞いた あなたはいったい誰ですか となりのひとはほほえんだ 私の名前は 希望です」この詩を読んだ時に「夜と霧」の本を思い出しました。ホロコーストを生き抜いた最大の要因は「希望」でした。希望が見えない状態で希望は考えられないかもしれません。しかし希望は常にとなりにいるのです。

 

校内研修(Hello 校長室 8月30日)

 夏休みの8月25日に本校では「Q-U 研修」を行いました。Q-U 検査とは、楽しい学校生活を送るためのアンケートです。生徒の学校生活意欲や学級満足度等を知り、より良いクラス作りに向けて活用します。1学期に取ったアンケート結果を教員全員で分析しました。居心地のよいクラス、あたたかいクラス作りに向け先生方も頑張っています。

 

よみうり寸評から(Hello 校長室 8月29日)

 昨日の読売新聞よみうり寸評には、NHK の連続テレビ小説「あんぱん」の中で語られた言葉を取り上げていました。「子どもたちが生きていくのに必要なのは・・・栄養のある食べ物、住まい」と続き最後にあがるのが「人の体温」でした。だから贈り物は子どもを抱きしめてから渡すとありました。戦争を体験していれば戦地に赴き、子どもを抱きしめたい気持ちは心からの願いではないかと想像できます。人の体温は人の温かさに置き換えてみることができます。温かさを感じる言葉や行動ができる人に自分も生徒も成長してほしいです。朝、「行ってらっしゃい」と声をかけて我が子を抱きしめて見送るのも良いですね。中学生は恥ずかしがり嫌がってしまうかもしれませんが・・・。

 

2学期が始まります(Hello 校長室 8月28日)

 本日から2学期が始まります。生徒の皆さんに会えることを楽しみにしています。今日は雲が多い天気予報です。猛暑日の連続日数の記録が途切れるかもしれません。それでもまだまだ残暑は厳しいですので体調管理にはしっかり努めていきましょう。さて、9月6日(土)は道徳授業地区公開講座日です。道徳科の授業を是非参観していただき意見交換会に参加して道徳について保護者の方と一緒に考えていければと思います。各学年に分かれて先生方と話せるよい機会です。予定していただけると幸いです。

☆白いところは雲海です。

 

 

ピカピカ(Hello 校長室 8月27日)

 明日から2学期が始まります。用務員さんは廊下のワックスがけをはじめ校内、校外の環境整備にこの猛暑の中で働いています。廊下はピカピカです。心が洗われます。

 仕事に真摯に向かう用務員さんの姿勢には学ぶことがたくさんあります。心から感謝いたします。多くの方が関わって学校は成り立っています。生徒の皆さんも常に感謝の気持ちをもって明日からの学校生活を送れるように期待しています。

 

筋肉(Hello 校長室 8月26日)

 筋肉の重さは成人男性は全体重の40%~50%、女性でも30%~35%といわれています。また筋肉は「怠け者」使わないとすぐに衰えるそうです。3週間ベットから降りない生活を続けたら下半身の筋量は2%~10%、筋力も平均で20%低下するそうです。特にふくらはぎにある下腿三頭筋の筋量の減少率が著しく大きかったという結果があります。腓腹筋やヒラメ筋といわれているところです。腓腹筋の先にある腱がアキレス腱です。一方で何歳になっても筋力は高められます。日本人は世界一の座りすぎといわれています。管理職になってからかなり運動量やデスクワークが多くなったのは事実です。歩く、ジョギングを意識してやろうとしながらもこの猛暑で気持ちが萎えてしまう日々です。強い意志をもつ難しさを感じているところです。

 

沖縄尚学高校(Hello 校長室 8月25日)

 全国高校野球選手権大会は沖縄尚学高校の優勝で今年は終えました。新聞記事やネットでは比嘉監督の指導につい企業での「GROWモデル」を参考にしたとありました。「G」はゴールの目標、「R」はリアリティーの現実把握、「O」はオプションの練習方法の選択、「W」はウィルのやりきる意志です。その中でもやりきる意志は大切なので振り返りをしっかりさせるとありました。自分を見つめることが大切な一歩です。2学期もまもなく始まります。どんな自分になりたいかのイメージをもってそれに向かってチャレンジしていきましょう。

 

男子バスケットボール立川市民大会の様子(8月24日)

 男子バスケットボール立川市民大会中学の部が始まりました。初戦は緊張しすぎているようで両校得点が入らずのスタートでした。市民大会は2ピリで終了です。競り合いながらも得点の差が開きはじめ勝つことができませんでした。夏の練習の成果が自分なりにどうであったか等を振り返り次の試合に生かして欲しいと思います。諦めては行けません。「取られたらまず自分から取り返す」気持ちを強くもってのぞんて欲しいと思います。

次の試合はリズムよく攻めることができ、勝つことができました。たくさんの保護者が応援に駆けつけてくれました。そして熱い声援を送っていました。その事にも感謝しこれからの練習にも励んでいきましょう。(16時31分)

 

 

泥の河(Hello 校長室 8月24日)

 昨日は国立市の富士見第一団地の一角の小さなホールで「泥の河」という小栗康平監督がはじめて映画化した作品をみてきました。舞台は1956年、昭和31年で戦争の傷跡がまだ色濃く残る一方で、日本は朝鮮戦争の特需に乗って経済成長の道を歩みはじめている時代です。その中で大阪の河のほとりにある小さな食堂の子どもと廃品をあさっている学校にも行けない少年の交流を通して戦後10年経った日本の姿、格差が広がり社会の中でそれぞれが必死に生きる姿を写し出していました。白黒の映画であることも心に響いてきました。8月19日の朝日新聞に女優の加賀まり子さんが泥の河に出演した時のことを記した記事がありました。その事もあり、興味があったので見てきました。話は変わりますが、国立市には映画館がなく、映画が好きな方たちが集まって映画を上映する活躍をしているとのことです。9月13日から11月30日まで国立映画祭2025として全12企画を予定しているそうです。また機会をつくって見に行ければと思います。

 

 

立川市獅子舞芸能保存会(Hello 校長室 8月23日)

 諏訪神社・八幡神社の例大祭が始まりました。昨日は立川市獅子舞芸能保存会による獅子舞による宵宮の儀が行われました。

本日は16時から諏訪神社境内で諏訪神社奉納の儀が、明日の16時から八幡神社境内で八幡神社奉納の儀が行われます。獅子舞や棒使いには過去にサッカー部の教え子たちが活躍していました。昨日もサッカー部の教え子たちと出会い懐かしく語りあいました。棒使いを教えているのは教え子のお父さんで、お父さんもまた小学生の頃に棒使いをしていたことをはじめて知りました。昔は棒使いは富士見町、獅子舞は柴崎町に住んでいる人と決まりがあったとのことですが、今はなかなか担い手がいなくその決まりは関係なく行っているそうです。伝統芸能をどう継承していくか、人材をどのように育成していくか大きな課題となっています。2週間前から夜に毎日練習を積むため、仕事をしている人は難しく中学生にも参加して欲しいとの期待があります。教え子は自分の子どもを連れてきて将来は棒使いをやってもらいたいと話していました。

是非、立川市の伝統芸能を引き継ぐ獅子舞をやってみたい生徒は申し出てみてください。またどんな芸能なのかを本日と明日に行われるので実際に観て欲しいと思います。

 

 

ジョギング(Hello 校長室 8月22日)

 アキレス腱断裂から明日で5ケ月が経ちます。現在は月に1回診察とリハビリを行っています。ようやくジョギングをしてよい指示が出ました。アキレス腱は縫い合わせているのでとても太くなっています。切れた方の足だけで踵を上げることが少しできるようになりました。踵を上げることがこんなに難しいのか、アキレス腱やふくらはぎの筋肉の凄さをあらためて実感しました。もう少し涼しくなったらジョギングを始めようと思います。

 

新聞から(Hello 校長室 8月21日)

 8月15日の終戦の日を終えてからも今年は戦争に関する新聞の記事が多いのではないかと感じます。ハロー校長室も同じように戦争に関する事が多く、もしかしたらまた戦争に関することと思う方もいるかもしれません。「記憶をつなぐ、平和の継承」といわれる時に自分なら何ができるのか、そこを生徒には一番に考えて欲しい思いがあります。そのためにはまず「知ること」から始まるのではないか私は考えます。昨日の朝日新聞夕刊の時事小言の中で「私たちは、第2次世界大戦について、戦争の何を記憶しているのだろう」とありました。記事では日本国民の戦争経験に集中している、しかしそれだけでなく日本の外からも戦争を捉えこれまで見てこなかった戦争の姿を知ることだと伝えています。学べば学ぶほど探求していく姿勢になります。最初の一歩はやはり知らないと始まりません。戦争の記憶の継承、平和の継承、自分にできることを少しずつはじめてもらうことが未来を創っていくのだと思います。

 

交通信号の日(Hello 校長室 8月20日)

 本日は交通信号の日だそうです。1931年、東京・銀座や京橋などの交差点に、日本初の3色灯の自動交通網信号機が設置されました。信号機を思いついた人はどんなことを考えていたのか、海外から発想を得ていたのか想像してしまいます。信号機というと私の知っている校長先生が青ヶ島に初めて信号機を設置しました。青ヶ島の生徒が修学旅行で東京に来たときに信号機をはじめて見るのではなく、事前に安全な学習につなげることからと話していました。しっかり交通ルールを守って過ごしていきたいです。

 

戦後80年記憶の先へ 朝日新聞記事から(Hello校長室 8月18日)

 昨日の朝日新聞の記事でゾウ列車について掲載されていました。戦中に上野動物園のゾウが餓死させられた「かわいそうなゾウ」のお話は今でも涙が出てきます。終戦時、全国に残ったゾウは東山動植物園の2頭と現京都市動物園の1頭だけだそうです。助かった像の歴史を調べてみることから小学校の小出先生ははじめ、それをまとめて教え子たちに配布したそうです。そこから絵本が刊行され、合唱曲「ぞうれっしゃがやってきた」にもなり全国に広がっていったとありました。物語のバトン、平和とは何かを考える機会となって記憶の継承になっていると思います。ゾウ列車とは各地の子どもたちを名古屋に運ぶことを旧国鉄が考え1949年6月から始まり秋までに1万人以上が乗って子どもたちがゾウに会いにこれた取組です。はじめて知ったことでしたので皆さんにも伝えたくなり紹介しました。

 

雪風(Hello 校長室 8月18日)

映画「雪風」は試写会でみました。数々の海戦に参加しその中で最後まで帰還することができた駆逐艦です。そのために「奇跡の駆逐艦」「幸福艦」として有名です。戦艦大和が沈没するにあたり多くの隊員を助けました。戦後は賠償艦として中国に引き渡されたことを調べてはじめて知りました。それぞれが自分の役割を懸命に果たすことの大切さやも命をかけとは使命をもってのぞむことであることを感じます。自分も身を引き締めての思いです。

 

 

立川市中学生広島平和学習派遣事業(Hello 校長室 8月17日)

 本日から2泊3日で立川市中学生広島平和学習派遣事業が始まりました。市内各中学校の生徒1名が作文の審査を経て代表として選ばれました。教育委員会の引率者のもと立川駅に6時45分集合し出発式を行い広島に向けて出発しました。歴史を振り返り、自分事として捉えて学びを深めてきて欲しいと思います。

 

8月16日の朝日新聞の記事を読んで(Hello 校長室8月16日②)

 私が戦争に関心を強くもつようになったのは管理職になってからです。なぜ日本は戦争をしなければいけなかったのかを考えるようになりました。また自分が昭和史について知らないことが多かったので勉強しなければいけないと感じたことがきっかけでもあります。本日の朝日新聞の記事の中で石破首相が「なぜ日本があの戦争に突き進んだのか」という問題に強い関心をもつとありました。また歴史と向き合う姿勢を重視するきっかけがシンガポールのリー・クアンユ-初代首相と面会したときにの会話でリー氏から「日本がシンガポールを占領した時に何をしたのか、知っていますか」と問われ、首相は言葉に詰まったという。リー氏は「日本人が忘れてもシンガポール人は決して忘れない」と告げたという。首相は著書で「時がたてば戦争の加害者は忘れてしまうことも、被害者は絶対に忘れないことも、身に染みて教わった」と振り返っていると書かれていました。全国戦没者追悼式での式辞で反省という言葉が13年ぶりに復活したともありました。比嘉幹郞元沖縄県副知事は学徒として戦闘に参加させられたと述べた上で「元小渕首相が大学時代からよく沖縄に来て遺骨収集もしていた。沖縄の理解者だった」とも述べています。小渕元首相が遺骨収集をしていたとはじめて知りました。満州国のことや5.15事件や2.26事件、戦争での出来事や戦後等の昭和史について本を読んだり講演会に聞きに行ったりしてきましたがまだまだ知らないことが多いと感じています。だからこそ知ることからはじめることが大切と痛感しています。これからも学びを止めない気持ちに本日の朝日新聞を読んで感じました。