Hello 校長室

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論理的思考力(Hello 校長室 5月8日)

 以前Hello 校長室で論理的思考力とは言い換える力だと伝えました。その他に「比べる力」と「たどる力」があります。「比べる力」は比較になるので、何と何を比べているかしっかり読み取ることが大切です。文章の中では「それに対して」に続く文章があると比較されていることが分かります。2つのグラフを比べてその違いを読み取ることは社会科でもよく出題されます。対比されていることを整理していくことが論理的思考力を伸ばすヒントといえます。

 

でくのぼう(Hello 校長室 5月7日)

 本を読んでいたら「でくのぼう」という言葉に出会いました。漢字で「木偶の坊」と書きます。木偶の坊とは「人の言いなりに行動する人」という意味です。木偶=操り人形、坊=男の子が組み合わさってできたと調べてみるとありました。漢字で「木偶の坊」と書くんだと恥ずかしながらはじめて知りました。最近は木偶の坊という表現はあまり聞かない気がします。操り人形も身近にないからかもしれません。「木偶の坊になるな」という響きが私の記憶のどこかにあったのかもしれません。本の中で久しぶりに出会った言葉でした。

 

鯉城(Hello 校長室 5月6日)

 昨日のHello 校長室の内容に同級生からメールがきました。その中に広島城が鯉城といわれていたとありました。恥ずかしいですがはじめて知りました。プロ野球の広島東洋カープもまた鯉城にちなんで名付けられたそうです。鯉は出世魚で知られ、中国では鯉が川をのぼって龍になると言われ、登竜門の話があります。さて、話が変わりますが、論語の中に「・・・50にして天命を知る」とあります。私も現在59歳ですが自分の天命は何か、ふと昨日考えてしまいました。生徒のためと思っていても教え子たちは何を感じているのか、中学校生活は人生の糧になっているのか、振り返ると反省点も多くあります。それでも自己満足ですが教員が自分に合っていたと感じます。自分の使命は何か、そして実際に何ができるかさらに挑戦していきたいと思います。

 

こどもの日(Hello 校長室 5月5日)

 今日はこどもの日の祝日です。1948(昭和23)年に制定されました。1958(昭和33)年のこどもの日には東京・多摩動物公園が開園されました。また端午の節句でもあります。男の子の成長を祝う行事で五月人形を飾ったり鯉のぼりを揚げたり、かしわ餅を食べたりしてお祝いします。私のこどもの頃は鯉のぼりを見ることが多くありましたが、今は住宅環境からしても見かけることは少なくなりました。昨年は昭和記念公園に行った時に久しぶりに見たので懐かしかったのを思い出します。なぜ、鯉なのか、いつからこの行事が始まったのか、日本の伝統文化について振り返ってみたいと思います。

 昨年の昭和記念公園内の鯉のぼり

みどりの日(Hello 校長室 5月4日)

 私が中学生の頃は5月4日は祝日ではありませんでした。5月4日は現在の高島屋の所に映画館があり、映画鑑賞で授業が終わりました。中学生3年生の時に黒澤明監督の「影武者」を観たことを思い出します。みどりの日になったのは2007年(平成19)からです。私にとって5月4日は映画の日の印象が強いです。

1977年、2001年、2024年の立川駅南口の様子

 

憲法記念日(Hello 校長室 5月3日)

今日は憲法記念日です。1947年(昭和22)、日本国憲法が施行されたのを記念して、翌年、国の成長を期する趣旨で設けられました。なかなか憲法を身近に感じることはないかもしれません。憲法の意義とは何か、憲法改正について論議されているのはどうしてか、憲法の歴史などを振り返ってみることをおすすめします。

 

職場体験(Hello 校長室 5月2日)

 2年生は2学期に職場体験が予定されています。今年度は生徒が働きたいところに体験に行けるように先生方が取り計らっています。全てがうまく行くとは限りませんが、生徒が主体的に行動するために準備を進めています。私も担任をしていた頃、同じように生徒の働きたい職業を聞いて取り組んでいました。一人の生徒は、動物の世話をする「トリマー」になりたい夢があり、それが体験できる場所を探して職場体験をすることができました。そして実際にトリマーの職業に就きました。是非、自分が関心、興味があることを追い求めて欲しいと思います。2年生も1年生と同様に立川市民科公開講座を開催します。実際に立川市で働いている方からのお話を聞く予定です。楽しみにしていてください。

 

学び(Hello 校長室 5月1日)

 明治大学の斎藤孝教授は学びを「呼吸する」ことと言い換えています。新しい酸素を取り入れることが身体に新たな活力をもたらすように学びは新たな自分を形作る材料になると伝えています。新しい知識をを取り入れることは、自分を成長させることにつながります。ゴールデンウィークは新たな学びとして読書をお勧めします。私も部屋に積んである本を読み、呼吸したいと思っています。

 

昭和天皇記念館(Hello 校長室 4月29日)

 昨日は昭和の日であったので、はじめて昭和記念公園花みどり文化センター内にある昭和天皇記念館を訪れました。

昭和天皇記念館は平成17年に設立され今年で20年になります。また昭和100年、戦後80年ということもあり、昭和天皇のご生涯~激動の昭和~のビデオ上映も初公開され観てきました。明治、大正、昭和の映像が流れ、そして今がある、平和の重みをあらためて感じました。今ある世界が当たり前にあるのではなく、感謝の気持ちをもって過ごす大切さも再度教えられました。

 

昭和の日(Hello 校長室 4月29日)

 今日は「昭和の日」の祝日です。平成元年から「みどりの日」とされてきた昭和天皇の誕生日である4月29日が平成19年から「昭和の日」になりました。「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす」と定義されています。今年は戦後80年です。なぜ日本は戦争を選択したのか、日本の歴史を振り返り、歴史から学ぶことが大切です。戦争では多くの命が失われてしまいます。国の将来に思いをいたす時に、戦争がないことを一番に願います。

ゴールデンウィークの過ごし方(Hello 校長室 4月28日)

 ゴールデンウィークに入りました。自転車で出かける生徒も多くいるかもしれません。スマホを見ながらの運転、逆走などは危険ですのでしないようにしましょう。暑くなってきているので、川に入りたくなる場合があるかもしれません。多摩川に入り溺れてしまい命を落としてしまうニュースもよく聞きます。事故は自分は大丈夫という過信から起こります。想像力を働かせて過ごしていきましょう。

 

バレーボール多摩大会の様子(4月27日)

 本校で女子バレーボールの多摩大会が行われました。4チームのトーナメント戦でした。1回戦は競り合いながらも負けてしまいました。

 次の試合はお互いに1セットをとって、第3セットでの勝負となりました。勝ちたい気持ちがプレーや声にも出てきて勝つことができました。次の大会に向けてまた練習に励んでいきましょう。

 

探求する(Hello 校長室 4月27日)

 「探求する」は本校の目指す生徒像です。これからの変化の激しい社会を生き抜くために、自ら課題を見つけ課題解決していくことが求められています。体育会まで後1ケ月となりました。「早く走るためにどうしたら良いのだろう」「大縄をうまく跳ぶためにどうしたら良いのだろう」など工夫したり深く考える場面があります。ぜひ「探求する」を意識して取り組んでください。また体育会実行委員会が中心となって考える競技が行われます。どんな競技が皆が楽しめるか、この事も深く考えていくことになります。君たちの成長を楽しみにしています。

 

離任式を終えて(Hello 校長室 4月26日)

 昨日の離任式には8名の先生方にお越しいただきました。多くの生徒や卒業生が先生のもとに集まり、語り合い、名残惜しく、とても感動する時が流れていました。あらためて1中を築いてきた先生方に感謝いたします。ありがとうございました。離任式は年度内で行われる学校が多くなる中で年度をまたいで行われる良さもあらためて感じました。この3週間の中で、自分の歩みを振り返る時間は前に進む力を与えてくれます。ぜひ異動先でのご活躍を期待しています。本校もまた変化を恐れず前に進んでいきます。時には2歩後退して3歩進むこともあるでしょう。今まで築いてきたいしずえをさらに強固にすべく歩みます。これからもよろしくお願いいたします。

 

離任式(Hello 校長室 4月25日)

 本日は離任式です。私も立川一中で13年間お世話になったので、離任式では思わず涙が出てしまいました。色々な思いが走馬灯のように流れていきます。生徒によって育てられたなと感謝の気持ちでいっぱいになります。そしてまた歩み始める区切りの1日となります。本校は保護者も参観してよいことになっているので、お時間のある方はお越しいただければと思います。生徒の皆さんにとっては、異動された先生の最後の授業です。大切なメッセージを受け取りましょう。

 

植物学の日(Hello 校長室 4月24日)

 1862年の今日は植物学者で知られる牧野富太郎さんの誕生日です。牧野富太郎さんは独学で植物分類学を研究し、命名した植物は2500種以上で「植物学の父」と呼ばれました。NHK の朝ドラでも2023年題名「らんまん」として放送されました。覚えている人も多いかもしれません。皆さんが好きな植物は何ですか。道端に咲いている花にも目を向ける余裕をもちたいと思います。

 

後悔しないために(Hello 校長室 4月23日)

 女優の中山美穂さんのお別れの会がニュースで流れていました。妹さんがもっとお姉さんとこうしたかった、ああしたかったと話していました。私も父親はすでに他界していますが、もっと父親が中学生の時にどうしていたのか、戦時中にどう過ごしていたのか、もっとたくさん話しておけば良かったと後悔していることを思い出しました。立川一中に勤務している時、3学年の学年主任をしていた時の卒業式の2日前に他界しました。感謝の気持ちを伝えたいと思った時は伝えましょう。何か挑戦してみたいと思ったら挑戦してみましょう。「今を全力で生きる」そういう人生を送っていきたいです。

昔の立川駅南口の写真

 

抽象と具体(Hello 校長室 4月22日)

 「果物」は抽象です。「リンゴ、スイカ、みかん」は具体です。大人になるにつれて抽象的な表現をしていきます。1年生の理科では確か動物や植物について学びます。骨のある動物とない動物をなんというか。具体的にどんな動物が当てはまるか。ただ暗記するだけでは忘れてしまいます。何かそこには違いが分かるヒントがありそうです。そこに注目して授業に参加すると面白いかもしれません。国語の文章では「つまり」という接続語が出てきます。「つまり」の後は抽象的な表現が多いと思います。「つまり」の前は具体的な表現をしていることが多くあるようです。言い換えになっています。抽象的と言うと難しく感じるかもしれませんが、具体的には何だろうと考えてみるのもよいかもしれません。具体とセットで考えると抽象について理解しやすくなると思います。

 

認証式(Hello 校長室 4月21日)

 本日は生徒会朝礼で認証式があります。昨年度と違うところは、担当の先生方から一人一人名前を呼ばれることです。生徒皆の前で名前を呼ばれることで、しっかりと自覚をもって委員会の活動に取り組んでほしい願いからです。少し時間がかかりますが、「名前」はその人しかいない大切な存在を示します。ちょっとしたことかもしれませんが、+αをもって進んでいきます。

 

御礼(Hello 校長室 4月20日)

 昨日は授業参観、保護者会にお越しいただきありがとうございました。またPTA 総会においても準備をはじめ総会が無事に終えたこと何よりです。あらためて顔をあわせて話をする大切さを実感しています。学級懇談会は担任と直接、顔を合わせ話をできる機会です。困っていることなどはぜひ、相談してほしいと思います。必ず要望が実施できるかどうかは約束できませんが、検討していくことはできます。保護者会でもお伝えしましたが、前例主義は後退です。同じことであっても+αが学び続けている証拠になります。まだまだご支援をいただかなければいけないことが多くあると思います。昨日の御礼を含め、今後もよろしくお願いいたします。

I 組廊下に掲示されている作品