日誌

学校のできごと

主体的な学び

生徒が自ら考え、活動する授業
分かるようになるまで、学び合う姿

 2月15日に紹介した「主体的な学び」の姿ですが、この日も生徒が自ら考え、他の生徒と自分の考えを伝え合い、支え合い、学び合う姿が見られていました。
 なぜ、このような授業が成り立っているのでしょうか。それは、生徒自身が自分がこの授業で、どのような力を身に付けなければならないかを知っているからです。「先生から習おう」「先生から教えてもらおう」「先生の説明をきいていればよい」という受け身では、こうした動きはとれません。どうしても自分の力で分かりたいという気持ちが働かなければ自ら行動することにはなりません。
 生徒同士で学び合っているとき、分からないことが出ます。その時、「先生に聞いてみよう」と言う生徒がいます。すると別の生徒が「ここでは、まだ早い。もう少し考えてからにしよう」という声が聞こえてきます。まさに自分たちで学びを獲得しようとする姿がここにはあります。
 本校では、生徒の意欲を高め、主体的な学びができるよう生徒自身が「見通し」をもち、生徒が相互に自分の考えを「伝え合い、支え合い、学び合う学習活動」を取り入れ、生徒自身が「振り返り」を行うことで、自分の学びを確認することを重視しています。










◇以下は2月9日の数学の授業です。
○数学:「図形」 見取り図を用いないときの立体の表し方を考える授業です。
○グループ毎に平面図形で立体の表し方を考えます。

○「正面から見ると~形、真上から見ると~形、だから…」などの考え方を出し合います。

○「同じ2枚の形を用いても違う立体が表せる」ことなどについても考えを伝え合います。

○各グループで考え出されたものに自分なりの考えを説明していきます。

生徒会朝礼(2月15日)

体育館更衣室の清掃の取扱が決定
生徒会長より全校生徒に説明

 昨年12月に3年の学級委員から体育館更衣室をきれいにしたいとの提案があり、全学年・学級の学級委員の生徒が主体的に清掃活動を行ったことをこのホームページでも紹介をしました。その後、体育館更衣室の清掃の取扱について、中央委員会でこれまで話し合ってきた結果、体育館更衣室を使用している部活動がローテーションで清掃をすることで決定したことについて、2月15日の生徒会朝礼において、生徒会長より説明がありました。
 生徒会長からは、これまで中央委員会を中心に生徒で話し合って、今回のことが決定しましたが、体育館更衣室は授業などで全校生徒が使用する場であることから、全員が関係しているため、全員がきれいに使用するよう心がけてほしいとの話がありました。
 今回の体育館更衣室の使用の仕方については、教師から言われたのではなく、すべて生徒が自分たちで考え、判断し、提案し、行動していったのです。自らの責任で進めていった今回の行動は、まさに本校で大切にしている「主体的な行動」です。
 この日は、体育館の放送器具が不具合のため、マイクが使用できない中での生徒会朝礼になりました。しかし、全員が生徒の話を聞こうとする気持ちがあること、そして、発言する生徒も、体育館の後ろにいる生徒にも声が届くようにしようとする気持ちをもって発声しているため、全員に内容が行き渡る、とてもよい場となっていました。こうしたときにも動じないで助け合おうとする気持ちをもっている生徒たちです。

○生徒会朝礼で上記のことを説明する生徒会長

主体的な学び

福井県の中学校の先生が本校を訪問されました
学び合いの授業を見ていただきました

 2月12日(金曜日)の午後、福井県敦賀市立中学校のお二人の先生が、本校を訪問されました。特に少人数指導を進めている「英語」と「数学」の授業を見ていただきました。生徒相互の交流の場面となる学び合いの様子をみていただき、関心をもってくださいました。福井県は、秋田県と並ぶ学力の高い県として有名です。また、福井県は学力のみならず体力も全国のトップクラスです。私たちの方が、その取り組みなどについて、学ばせていただきたいです。
 さて、写真で紹介をしている授業は、数学です。この様子を特段長く見ていただきました。授業は、生徒が自ら課題意識をもって臨み、2人から5人程度の少人数のグループで、相互に自分の考えを伝え合い、支え合い、学び合いながら理解を深めていく、まさに主体的な学びの姿(これが今言葉としては有名になっているアクティブ・ラーニングにつながるものです)が見られました。先生役になっている生徒がいたり、図形の問題で分からないところを調べるために、席を離れて教室の後ろに行き、立体模型で確認し合ったりと、自分が納得いくことができるような形態になっています。
 学習の理解度は生徒一人一人に違いがあります。各自が授業で、「何を」「どのように」理解することが必要なのかという『見通し』と自分が何が分かっていて、何が分かっていないのかを知り(メタ認知)、そのため自分が考えるべき学習課題は「何か」という「課題意識」をもって授業に臨んでいます。そして、その解決に向けて生徒が相互に「対話」による交流を通して学んでいきます。さらに、最後に各自が『振り返り』を行い、「何が分かり」「何が分かっていないのか」などの自分自身の理解度を確かめ、家庭で進める学習内容や次の授業の自分の課題を見出すという「主体的な学び」の姿がここにはあります。





2月の「土曜補習教室」

3年生は真剣そのもの 緊張感が伝わってきます
 2月13日(土)は、「土曜補習教室」で生徒が学習をしています。3年生の部から開始しますが、教室に入ると真剣に学習に取り組んでいる姿が見られます。3年生は現在、入学試験の真っ只中にあります。緊張感が伝わってきます。希望校への合格を目指して頑張っています。
 2年生、1年生も「学習支援員」の支援をいただきながら学習する姿、自習室でじっくり集中して学習する姿が今日も見られています。頑張っています。
○3年生

○2年生

○1年生

上級学校調べ(2年)

2年生・上級学校調べ
 学習のまとめを掲示しています

 2年生は、進路学習で、上級学校についてタブレットを活用して調べてきました。その時の授業の様子は、ホームページ1月21日「タブレットを使用した授業」をご覧ください。
 そして、各学級での発表も終わり、今、各教室には調べたことをマップにして掲示しています。都内の路線図に学校の位置をピンで示し、調べたことをまとめた小さなカード(色別)を添えています。この学習を通して、2年生は、高校の教育課程には、専門学科、専門のコースがあり、多様なニーズに応えられるようになっていることを学びました。
 3年生は、今まさに高校の願書の出願を終え、これから本番の試験を迎える段階になっています。そして、2年生は、来年度自分たちもこのときを迎えるのだという自覚が芽生え始めていることと思います。