日誌

校長室から(R6年度までで更新停止となっています)

Hello校長室464


■先日、七夕生まれの娘さんが七夕生まれの方と結婚されたという記事を読み
ました。また、豪雨被害の熊本で、ご主人を一晩探している奥様が報じられて
いました。私は、ハラハラしながら画面を見ていましたが、翌日無事にご主人
と対面できたシーンが映りほっとしました。その後、ラジオを聴いていたら、
安住紳一郎アナが、109歳のおばあちゃんを見舞うお孫さんのメールを読み
あげていました。お孫さんは、おばあちゃんが105歳になった頃、「あなた
はどちら様ですか」と尋ねられてしまったそうです。でも、ふるさとから来た
友人になりきって面会。おばあちゃんが、「また来てくれたね」と話すように
なってくれたのが嬉しいという内容でした。「孫ではなくなってしまったけれ
ど友人になれた」という文を安住アナは、泣きながら読みました。生放送です。
7月7日の雨もいいものです。           (7月7日飯田芳男)

Hello校長室463


■「すべては五分五分」が作家、池波正太郎さんの人生観だそうです。良い
こともそうではないことも、トータルすれば半々と私は解釈させていただき
ました。報道では今日も豪雨の被害を伝えています。被災された方々は目の
前の出来事に対応することで精一杯だと思います。お見舞い申し上げるしか
できないのがもどかしいです。今の私には何ができるか自問自答していなが
ら月曜日を過ごしています。           (7月6日飯田芳男)

Hello校長室462


■熊本・鹿児島の豪雨被害に遭われた方々には心よりお見舞い申し上げま
す。今後も被害が大きくならないように祈るばかりです。経験や勘が通用
しにくくなった昨今、私は、常に「想定外」を想定しておかなくてはなら
ないと気を引き締めています。さて二中生の皆さんは、考査前の日曜日で
勉強に追われていることでしょう。「学べる時間」があるのは、しあわせ
なことでもあります。応援しています。     (7月5日飯田芳男)

Hello校長室461


■石英(セキエイ)は、二酸化ケイ素が結晶してできた鉱物で、六角柱状
のきれいな自然結晶をなすことが多いと教科書にありました。中でも自然
結晶で無色透明なものを水晶と言うそうです、右の写真は理科の先生に見
せてもらった水晶の原石です。そして石英がクオーツ、水晶がクリスタル
と呼ぶことも教わりました。昔、水晶は「水精」と呼ばれていたそうです。
パワーストーンは水晶にはじまって水晶に終わると言います。二中生の皆
さん、ぜひ水晶のパワーで期末考査の勉強をがんばってください。 
                       (7月4日飯田芳男)

Hello校長室460


■一昨日の強風で、職員室前の花梨(かりん)の木から実が落ちてしまい
ました。のど飴でおなじみですが、バラ科の植物で本当にのどに効く成分
をもっていると言われています。「カリンポリフェノール」という成分を
ふくんでいるそうです。ピンクの花がつくのが卒業式の頃です。もっと良
く鑑賞してあげたかったです。食べ頃は秋から冬で実が黄色くなるようで
す。少し早く落下した実に、「今日までありがとう」と伝えました。
                       (7月3日飯田芳男)

Hello校長室459


■国文学者の金田一春彦先生は、『日本の日記帳には天気を記入する欄が
ある』と著書で述べています。天気欄は外国にはあまりないのでしょうか。
金田一先生は、「日本人は昔から天気を気にかける民族だ」と論評してま
した。四季があるから日本人は天気に敏感なのですね。晴れと同じように
雨も大事にするのも国民性だと思います。私が望む天候は、災害がもたら
されないような雨の降り加減で、かつ温暖で、さわやかで、時々雪もまじ
って寒くない心地良い天候です。これこそ究極の「無理なお願い」ですね。
                       (7月2日飯田芳男)

Hello校長室458


■今年は「うるう年」で366日あります。半分なら183日です。今日
は元日から数えて183日です。ちょうど前半が終了し、明日からは後半
戦です。学校再開後まだひと月です。今年はまさに「禍(わざわい)」の
年です。さて半分といえば今日は『半夏生(はんげしょう)』です。夏至
から数えて11日目にあたる日、もしくはその日から5日間といわれてい
ます。半夏(はんげ)の花が咲くから半夏生という説と半夏生という毒草
が半分だけ白く、まるで「半化粧」に見えるからという説の二つがあるそ
うです。「半夏生の日以降は田植えをしない」という目安があるそうです。
半夏生とは、その年の後半戦に緊張感をもって臨む日かもしれません。私
の個人的見解です。             (7月1日飯田芳男)

Hello校長室457


■『琴線(きんせん)にふれる』という意味は、物事に感動したり共鳴し
やすい心情を、琴の糸が触れて鳴る様子に喩(たと)えた表現です。確か
に琴の音色には心ひかれるものがあります。最近『琴線にふれる』ことを
「怒りをかう」と誤ってとらえる方もいます。それは「逆鱗(げきりん)
にふれる」が的確だと思います。逆鱗って、竜にある1枚だけさかさまの
うろこのことらしいです。ここにふれると竜がおおいに怒るという伝説に
由来します。私もまだまだ修行中です。琴線にふれる日々を大事にします。
                      (6月30日飯田芳男)

Hello校長室456


■「初めに話しかけてくれた子を忘れないで」名言カレンダー、28日の
言葉です。私が中学1年の時、入学したその日に、最初に話しかけてくれ
た友人の名を今でも覚えています。でも人生でたった一回その年だけです。
入学や初出勤等、初めての日は緊張するものです。「みんなにとけこめる
かな?」という不安を抱くハートは、経験を重ねていくうちに「ぶ厚く」
なっていきます。だからこそ、初めて話しかけてくれた相手を大切にしな
くてはいけませんね。私は、勇気をふりしぼって他人に話しかける時があ
りますが、人に話を聞いてもらって不安が解消する時もあります。ハート
の厚さは誰もが同じなのかもしれません。   (6月29日飯田芳男)

Hello校長室455


■今日は貿易記念日です。1859年の今日、横浜、長崎、函館(箱館)
を開港することを公布したことに由来するそうです。米、英、仏、露。
オランダという5か国限定ですが、鎖国中の江戸幕府にしては英断でした
ね。しかしのちに、安政の大獄につながります。前年の日米修好通商条約
締結から波乱の幕末となります。大老、井伊直弼になった気分で一日を過
ごします。                 (6月28日飯田芳男)