きこえとことばの教室の部屋

きこえとことばの教室・運動会での様子

雨で延期になった第八小学校の運動会が先週行われました。

きこえとことばの教室に通う、校内の子供たちも

普段の練習の成果を十二分に発揮して頑張る姿が見られました^^

 

第八小学校には、きこえの教室に通う難聴のお子さんがいます。

運動会ではどのような支援を行ったかいくつか紹介したいと思います。

 

①放送の音はロジャーで

開会式や閉会式のお話の声は、スピーカーを通すと補聴器をつけているお子さんには聞こえにくくなります。

そこで、ロジャーを通して、直接補聴器に音声や音楽を飛ばし、聞こえやすくしています。

朝礼台の横に、ロジャーボックスを用意し、ひとりひとりのロジャーを置いて音を拾います。

このお手製ロジャーボックスは、校庭の砂が機械の中に入らないよう、洗濯ネットなどで作ったものです。

 

②旗で合図

徒競走では、ピストルの合図が聞こえにくいので、同時に旗を降って合図します。

万が一、小雨が降って補聴器を外さなければならないときも、旗を見て走ることができるので安心です。

 

③並ぶ位置

開閉会式では先生の口形が見えるように、難聴のお子さんは列の前の方に並んでいます。

ダンスでも、周りのお子さんが見えやすい位置に並んで、リズムを合わせやすくしています。

 

など、一例を紹介しましたが、きこえの教室では、

子供たちが、聞こえにくさで不便を感じることが少しでも減らせるよう

担任の先生や保護者の方々とより良い支援方法を相談しながら、行事に取り組んでいます。