日誌

2025年1月の記事一覧

復習(Hello 校長室 1月30日)

 学習する際に物事をきちんと記憶するには、脳が情報を取り込む段階でプラスのレッテルをはり、しっかり思考することが必要です。脳はどうでもよい記憶や中途半端にしか覚えていない記憶は新しい情報によってかき消され、どんどん忘れていきます。完璧に覚えたといえるまで復習を継続し繰り返し何度でも考えることが脳を鍛えることになります。復習しないと脳は直ぐに忘れてしまいます。昨日の夕飯はなんだっけというような状況です。復習は大切です。

 

 

自己報酬神経群(Hello 校長室 1月29日)

 A 10神経群に入った情報は次に「前頭前野」(情報を理解・判断する部分)に入り、その後に自己報酬神経群に行きます。自己報酬神経群は、「自分への報酬=ごほうび」によって機能します。ごほうびとは、「自分でやろうと考えたことを成し遂げること」であり、自分から「やってやろう」と自主性や主体性をもった時に、脳の思考力や記憶力を高めることができるといわれています。自分から進んでやるとやらされているでは、脳の機能の働きが違ってきます。この事から自分で決めることが大切になってきます。子どもたちに選択をさせて行くのも有効です。やらされていると脳の思考力や記憶力を高めることは少ないかもしれません。自分で決めてやって行く、計画を立てさせて実行する方法等は有効といえます。子どもたちへの声かけの大切さを実感します。

A10神経群(Hello 校長室 1月28日)

 脳は情報を受け取ると「A 10神経群」と呼ばれる部分で情報に対して「好き」「嫌い」「興味がある」等のレッテルをはることが分かっているそうです。「嫌い」というレッテルをはられた情報は、理解が浅く、思考も深まらないことにつながります。「好き」「興味がある」ことは自分で意欲的に取り組んで行きます。先生が教える教科が好きな場合は、その先生が好きな傾向が多いと思います。先生を嫌いと思うとその教科の勉強が嫌だったり進んで勉強しない傾向にあります。年齢が低いほどその事が顕著に現れます。経験上、「そうだな」と思う人も多いかもしれません。先生はそういう意味でも大切な存在です。A 10神経群に「好き」「興味がある」という情報のレッテルをはれるように取り組んで行きます。

 

脳(Hello 校長室 1月27日)

 林成之さんは、脳を構成する脳神経細胞は「生きたい」「知りたい」「仲間になりたい」の3つを本能として持っていると伝えています。また脳の機能を守るため「自己保存」「統一・一貫性」「自我」の本能がある、さらに心とは、脳の本能を基盤として、思考することによって生まれるとしています。いかに脳を鍛えていくか、教えてくれています。「勝負脳の鍛え方」「脳に悪い7つの習慣」「子どもの才能は3歳、7歳、10歳で決まる 脳を鍛える10の方法」等の著書があります。どのような働きかけが脳にとってのぞましいか再度、見直したいと思います。

 

都立推薦入試(Hello 校長室 1月26日)

 都立推薦入試日です。すでに試験会場に着いていることと思います。自分を信じて最高の力を発揮できることを期待しています。 昨日、立川市教育フォーラムで非認知能力について講演がありました。講演会を聴いて林成之さんが書いた「勝負脳の鍛え方」等の内容を思い出しました。また読み直してみたいと思います。

 

ことばの力(Hello 校長室 1月25日)

 マザー・テレサは「私たちのすることは大海の一滴にすぎないかもしれませんが、その一滴の水が集まって大海となるのです」、イチロ-選手は「小さいことを重ねることが、とんでもないところに行くただひとつの道だ」と語っています。続ける先に未来があります。信じて歩んでいきましょう。

 

今日は2年生校外学習です(Hello 校長室 1月24日)

 今日は2年生の校外学習です。スローガンは「相互尊重」~最高に楽しめる「予感」がする~です。東京は学びの宝庫です。学びを楽しめるためにどうするかも含め、「なぜだろう」を大切にして学習してきてほしいと思います。期待しています。

眠気との戦い(Hello 校長室 1月23日)

 受験生は最後の追い込みで夜遅くまで学習しているかもしれません。眠気が襲ってくるときがあります。私は中学3年のこの時期に塾で眠気に負け、教室の外に立たされたことがあります。外の寒さを肌で感じ、目が覚めた思い出があります。今の時代は塾の先生が外に立たせる対応はないと思いますが、塾の先生には感謝しています。私としては自分の甘さに気付かされた思い出です。眠気との戦いにそれぞれの方法があると思います。少しだけ寝てまた勉強するのも良いかもしれません。自分にあった方法を見つけてください。

 

カレーの日(Hello 校長室1月22日)

 今日はカレーの日だそうです。1982年、全国学校栄養士協議会が、学校給食創立35周年を記念して、1月22日を全国統一献立日として、カレーが選ばれました。カレーが好きな生徒も多いかもしれません。私も大好きです。今日の給食が何か調べたいと思います。

 

集団討論(Hello 校長室 1月21日)

 1月11日の朝日新聞の記事の中で、都立竹早高校の校長先生が都立高推薦入試の集団討論について記載しています。「特別な対策は必要ありません。日ごろから自分の意見を持ったり、他人の話を聞いた上で自分の考えを伝えたりすることができていれば、大丈夫です。討論では、コミュニケーション能力、思考力、判断力、表現力などを多面的にチェックします。重視するのは、自分の意見を論理的に伝えられること、相手の意見を尊重しながら対話を通じてより良いものを目指そうとする姿勢です。こうした力は、入学後も伸ばしてほしいと考えています。」とありました。普段の授業の中でも対話的な授業が行われています。相手の話をよく聴いてより良いものを創りあげていくことを意識してのぞんでください。都立推薦入試は今度の日曜です。

 

 

駅伝大会を通して(Hello 校長室 1月20日)

 昨日の駅伝大会では、現在高校生で本校陸上部の先輩たちがチームを作って一般で出場し優勝しました。卒業した後も中学校の時の仲間と一緒に駅伝大会に出る気持ちに嬉しく思いました。また、立川一中サッカー部の教え子たちが走っていました。大人になっても地域に戻って走っている姿に励みを受けました。駅伝大会に出場する良さは2つあります。一つは体力向上や襷を繋ぐチーム力です。もう一つは、沿道から応援されることにより襷を繋ぐ強い気持ちが生まれより頑張れる気持ちなれることや一人の力ではなく応援の力が自分を後押ししてくれること(決して一人ではない)を経験することができます。駅伝を経験することは、一生の中でないことが多いと思います。硬式テニス部の女子は、自分のペースで走りきり、自分が頑張ったことと、沿道からの多くの応援に心が動かされ涙していました。貴重な経験ができたのではないかと思います。是非この貴重な体験を次に活かしてほしいと思います。大会運営を支えていただいた役員の皆様にも感謝いたします。ありがとうございました。

 

立川市民大会駅伝大会(Hello 校長室 1月19日)

 立川市民大会駅伝大会が開催されます。現在の市役所ができる前は陸上競技場をスタートして、多摩川の沿道を走るコースでした。私が顧問をしていた頃のサッカー部の生徒は、冬場はこの駅伝大会に備えてよく走り込みをしました。懐かしい思い出です。現在は市役所をスタートしての周回コースです。襷をしっかり繋いでいきましょう。本校の生徒に沿道からエールを送りたいと思います。

「行」(Hello 校長室 1月18日)

 「行」という漢字を見ていると、三叉路に見えてくるという。まっすぐに進むか、横に進むか、斜めに進むか。「行く」というからには立ち止まらない。どちらに進むか、すべて、自分で選んで進んで行こう。まさに3年生は自分の進路を自分で選んで進んでいますね。昨日から入試が始まりました。常にエールを送っています。

 

 

30年(Hello 校長室 1月17日)

 阪神淡路大震災から30年が経ちます。この30年間で自然災害等が増え、防災やボランティア活動に力を入れることが多くなりました。様々な思いを背負いながら一歩一歩前に進んでいる現実があると思います。今日という一日を大切にして過ごしたいと思います。

北多摩地区中学校美術展について(1月16日)

 北多摩地区中学校美術展が始まりました。この展示会は美術の先生の話によると今年度で最後になるとの話でした。美術の先生方が冬休みに準備して作品を会場に運んで設置して、期間中は受付を行う等しています。教員の働き方改革等から見直しが図られたのかもしれませんが、私は非常に楽しみにしていた美術展でした。子どもたちの創造力豊かな作品にいつも感動していました。今年度も週末に参観したいと思っています。美術の先生方、美術展の運営に感謝しています。ありがとうございます。

昨年度の美術展の様子

 

 

「友」(Hello 校長室 1月15日)

 「友」という字を分解してみると「ナ」は倒れそうな人の形。「又」は両手でそれを支える人の形。「友」という字は倒れそうな仲間を懸命に助けようとする姿ともいえます。そのような友でありたいですね。

「意」(Hello 校長室 1月14日)

 「意」は心の音と書きます。「意」がつく漢字には意識、意見、意思等あります。「意」のつく漢字に出会ったら、今年の目標を思い出し、心の音を聴いてみましょう。

 

歩く(Hello 校長室 1月13日)

 歩くという字は「少し」「止まる」と分解できます。急がなくてよい、一歩一歩、自分のペースで進めばよい。少し立ち止まってまた歩んでいく。今日は成人の日です。それぞれの歩みでよいのです。

美しくあるために(Hello 校長室 1月12日)

 女優のオードリー・ヘップバーンさんは「美しい唇であるためには、美しい言葉を使いなさい。美しい瞳であるためには、他人の美点を探しなさい。」と語っています。私は常に一生懸命に取り組んでいる姿、全力で取り組んでいる姿は「美しい」と感じます。生徒の皆さんにとって「美しいとは」何ですか。ちょっと考えてみてください。

 

チャンス(Hello 校長室 1月11日)

 アメリカの実業家A・カーネギーは「チャンスに出会わない人間は一人もいない。それをチャンスにできなかっただけである」と語っています。チャンスをものにできるかどうかは、日頃の賜物でしかないように感じます。毎日を大切にしていく、心に留めて進んでいきたいと思います。

 

ことばの力(1月10日)

 3年生の廊下の壁に自分が励まされたことば、印象に残っていることばの紹介がされています。

お互いに励まし合って自分の進路を勝ち取って欲しいと思います。「夢は逃げない。逃げるのはいつも自分だ」

ことばには大きな力がありますね。

 

こまめに(Hello校長室 1月9日)

 ニュースではインフルエンザの予防接種を受けていても高熱を出して診察するケースが増えている、タミフルの製造が間に合っていない等伝えています。予防の基本は、手洗いとうがいです。また集団ではマスク着用がのぞましいです。良い準備が良い結果に近づきます。「運」もまた準備が8割とテレビ番組で話されていました。こまめに手洗いとうがいを徹底しましょう。

 

3学期が始まります(Hello 校長室 1月8日)

 3学期が始まります。始業式の話では目標を達成するまであきらめない、できるまでやる努力の大切さについて話そうと考えています。生徒の皆さんにとって壁を乗り越えて行く粘り強さが発揮される一年であることを期待しています。

 

新聞配達(Hello 校長室 1月7日)

 新聞配達をしているオートバイの音で今日は目覚めました。4時50分です。昨日の雨は続いているのだろうか、新聞をデジタルに代えたら、寒い中の配達はなくなるのだろうか等、様々なことが頭に浮かんできました。今日も様々な情報を届けていただいていることに感謝して新聞に目を通して行きたいです。

 

主体性は強し(Hello 校長室 1月6日)

 青山学院大学の駅伝部は今では箱根駅伝で優勝するなど有名ですが、原監督が就任した当初は、寮での生活規律も定まっておらず、予選会でも結果が出ない時がありました。選手自身がこのままではいけないと気付き、寮生活でのルールを決めたり主体的に動いたりすることで、今の伝統を築いたといえます。やらされるのではなく自分からやることが意欲の原点です。2025年は自分から進んで取り組む何かを決めて毎日、積み重ねて行って欲しいと思います。

学問のすすめ(Hello 校長室 1月5日)

 福澤諭吉さんの学問のすすめでは「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」が有名です。しかしその後に「賢人と愚人との別は学ぶと学ばざるとに由って出来るものなり」との主旨が続きます。学ぶか学ばないかが重要だと教えてくれています。学び続けることが自立した個人を作って行くことになります。2025年は自分の興味、関心があることなど学び続ける一年であって欲しいと思います。私は身近にできる読書をすすめていきます。

結果を出すために(Hello 校長室 1月4日)

 結果を出すために人は日々努力します。結果が出る場合と出ない場合があります。その違いはどこにあるのか考えることがあります。評価は自分がするものでもありますが、基本は他人の評価が重要だと思います。自分で頑張っていても、他の皆が頑張っていると感じなければ努力が足りないかもしれません。努力したかどうかは、他人が決めるものです。誰もがその選手の努力を認め、その選手を試合に使ってみてくださいとなれば、最高だと思います。努力をした分、結果が出ることに近づくといえます。それでも結果が出ない場合もあります。でも諦めなければ、結果が出る可能性はあります。柔道の角田夏実選手は、その事を実証してくれています。強い気持ちをもって、とことんまでやり抜いた人にチャンスは訪れるのだと思います。本校の生徒が粘り強く、自分との闘いに勝利することを願っています。

新記録(Hello 校長室 1月3日)

 昨日は箱根駅伝の往路で青山学院大学が1位となりました。今日は復路です。昨日も区間新記録が出ていました。どこまで人はスピードで進化できるのか、びっくりです。より科学的にトレーニングを行っているにしても、ここに照準を当てて勝負できるのは、人間である醍醐味ではないかと感じます。今日の復路でも新記録が出るのか楽しみにしています。

 

2025年(Hello 校長室 1月2日)

 今年の干支は「巳」ですが、本来の干支は十干と十二支の組み合わせで成り立っているので、正確にいうと「乙巳」となります。これは「努力を重ね、物事を安定させていく年」とされています。努力が実を結び始める時期を示唆していますが、成長速度は個人によって違うので、辛抱強さが試される年ともいえます。「粘り強く取り組む」ことがポイントです。私も肝に命じていきます。

 

新年明けましておめでとうございます(Hello 校長室 1月1日)

 新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。私は今年還暦を迎えます。孔子は「六十にして耳順がう」とあります。他人のことばを素直に受け入れ、本校の教育活動がより良いは方向に進んでいくよう、舵取りをしていきます。今年も引き続き、ご理解とご支援のほど、よろしくお願いいたします。