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2025年10月の記事一覧
ことばの教室・言語学習活動の紹介
ことばの教室では、机上のプリント学習だけでなく、
お子さんの興味関心に合わせて様々な工夫を凝らした教材を使って学習をしています。
言葉を話すこと、書くこと、読むことに苦手意識をもつお子さんもいます。
少しでも、言葉を使った活動が楽しいと思ってもらえるよう、掲示物も工夫しています。
いくつか紹介したいと思います!!
これらの学習は、全員が同じことをするのではなく、一人ひとりのお子さんの課題に合わせて、取り入れています。
①へんしんポスト
子供たちが大好きな絵本「へんしんトンネル」シリーズ(金の星社、作・絵/あきやまただし)の
実物へんしんポストを使って、音韻意識を高める学習をしています。
このポストは、カードを入れると、ひっくり返ってカードが変身する不思議なポストです。
みんな「えっ!?どうなっているの!?」とポストの中身に興味津々。
自分のオリジナルのカードも作って、言葉遊びを楽しんでいます。
②おもしろ吹き出しコンテスト
様々な写真に、プッと吹き出すようなおもしろい吹き出しを考えて書きます。
人によって、捉え方が変わる写真。他の人の作品を見て「なるほど〜」と感心する声も。
想像力を膨らませて、見る人にとって分かりやすい言葉を選んで書いています。
③ハロウィンの制作
折り方の説明を読んだり見本を見たりしながら、折り紙でお化けやかぼちゃを作りました。
折り紙や工作は、字を書く作業のために、手指の巧緻性を高める練習となっています。
かわいい作品が、きこえとことばの教室の廊下をかわいく彩ってくれています^^
ことばの教室・親子向け講演会
昨日のことばの教室、グループ活動では
ご自身が吃音の当事者であり、言語聴覚士として病院で勤務されている吉本遵二先生をお招きして
「これまでの生い立ち、吃音への対応や親子の関わりについて」テーマで講演していただきました。
前半は吉本先生が学生時代にどんなことに悩んでいたか、どんなふうに吃音と向き合ってきたか、なぜSTを目指したのか、今のお仕事のことなどの話を、親子で聞いてもらいました。子どもたちからの質問にもとても丁寧に答えてくださり、吃音のある先輩と交流を深めることができてよかったです。
後半は子どもたちはいつものようにグループ活動、保護者は吉本先生と懇親会でした。和やかな雰囲気の中、これまでの先生の経験を改めてうかがったり、保護者が今悩んでいることなどについて一緒に話し合ったりしました。
今後もまたこのような機会を設けていきたいと思います。
←懇談会の様子
↑なぜか階段に一列に並んで座って先生がやって来るのを待つ子どもたち^^
カメラを向けたらかっこよくポーズを決めてくれました。