日誌

校長コラム

06.06.学校閉庁日(校長コラム)

教員の休暇取得を促進するために、夏休み中に学校閉庁日を設定します。
本校では、8月7日(月)から16日(水)までを学校閉庁日とし教員はお休みをいただきます。この期間は、窓口業務(学割の発行等)や電話応対を見合わせますので、予めご了承ください。
また、学校閉庁日のうち、いわゆるお盆休みと重なる8月11日(金)から16日(水)までは、原則、部活動も実施しません。
教員のライフ・ワーク・バランスを考えた働き方を推進しなければ、教員志願者がいなくなり、いずれ教育の質を担保できなくなる日がやってきます。
「24時間働けますか?」というCMが流行した時代もありました。人よりたくさん働くことがかっこいい時代だったと思います。でも今は違います。仕事だけではダメです。
疲れてイライラしている先生に教えてもらいたい生徒はいません。
ブラックな職場で、先生は疲れ切っていて、心にゆとりがなくなって、乱暴で雑な対応で、学校全体の雰囲気が悪くなり、生徒もイライラする。それが最悪な流れです。
本校職員は、休むときは休ませていただきます。
皆が気持ちよく働ける職場環境にしなければいけません。それが、生徒のためでもあります。

06.05.前を向いて歩く(校長コラム)

自信がなかったり、何か後ろめたいことがあったりすると、人は下を向くようになります。4中生には、胸を張って堂々と生きていける大人になってもらいたいと思っています。そのために必要な力を身につけさせることが公立中学校に課せられた使命です。
学校は「我慢」を教えるところだと公言する指導者に出会うことがあります。授業にしても部活にしても、その魅力を伝えることが出来ず「我慢」の一言で片付け、勉強嫌い、運動嫌いな子どもたちを増やし続ける未熟な指導者たちです。残念なことにいつの時代にもそういう指導者が一定数います。そういう人は子どもたちと関わるべきではありません。
子どもたちの可能性はいつ開花するか分かりません。むしろ、中学校を卒業してから才能を発揮させ活躍するケースの方が多いわけで、指導者は、勉強にしてもスポーツにしても子どもたちの可能性の芽を摘んでしまってはいけません。
4中生には、悩みながらも、常に前を向いて歩き続けてもらいたいと思います。
ちなみに、正しいことをしていても猫背の人は下を向きます。私も、後ろめたいことはなく正しいことを常に選択して生きるようにしていますが、姿勢が悪く目線が下に行く傾向があります。よく妻から姿勢が悪いと指摘されます。
そのため、仕事帰りに、姿勢改善の指導を受けています。週1ペースを目標にしています。新しいもの好きというか、趣味みたいなものですが・・・。

06.04.美味しいうどん(校長コラム)

4中に着任して2ヶ月が経ち、校内の様子はもちろん学区域内の町並みもだいぶわかってきました。
ちなみに、4中着任後、初めて行ったお店は、学校近くのうどん(そば)屋さんです。
これまで2度行きましたが、定番メニューの「おらがじるうどん」は絶品です。
揚げ茄子とバラ肉が入った濃いめの汁が、じわっとお腹にたまり、空腹を満たしてくれます。その後、大根おろしと焼きネギのさっぱり感が口の中に広がります。
濃い味とさっぱりした味のコントラストが楽しめるまさに絶品です。いつも混雑している理由がわかります。


06.03.セーフティバス(校長コラム)

先日実施した修学旅行では、貸切バスに乗る機会が多くありました。
運転手さんの名刺には「指導運転者」とあります。
交差点等でバスを発車させる際は、毎回、6回も指先確認を行っていました。6点確認(左右後方、左右ミラー、ルームミラー、車内目視)と言うそうですが、安全確認を徹底しており、さすが指導的立場のベテラン運転手です。
また、今回利用した奈良交通様、奈良観光バス様ともに、バスのドア付近に、星印が3つ書かれたハート型のステッカーが貼ってありました。3つ星は、日頃から安全対策に力を入れている真面目な会社の証です。

学校は生徒の命を預かっているわけですから価格だけでバスを選定してはいけません。
貸切バスの重大事故に遭遇しないためにも、また旅行業界やバス業界全体の安全意識を高めるためにも、契約者は、万が一の際の補償だけではなく、「東京バス協会に加盟」「日本バス協会のセーフティバス(3つ星)認定」等、安全面に関する条件を仕様書に記載する必要があると思います。
仕様書がしっかりしていなければ、公正に業者を比較することができません。安いことはうれしいことですが、安全対策に課題のあるバスに生徒を乗せるわけにはいきません。ずさんな管理のバス会社が少なくなくないことを知らない人が仕様書を作成することは恐ろしいことです。

06.01.台風対応(校長コラム)

台風の影響で明日は天気が崩れそうです。天気予報に注視しています。現時点では通常どおり授業を行う予定ですが、登下校の時刻等に変更がある場合はマチコミメールやホームページでお知らせします。
さて、今日から6月です。
学校近くにある農園の無人販売所ではアジサイが売られていました。百円です。


早速購入してみましたが、とてもきれいです。季節感があり大満足です。

05.31. 仁和寺と龍安寺(校長コラム)

昨日の修学旅行最終日、私は仁和寺(にんなじ)と龍安寺(りょうあんじ)に行きました。
仁和寺の庭園は私のお気に入りスポットです。
美しく配置された池、石橋、松の木、そして、日光が反射する白砂、実に魅力的な庭園です。そして、混雑していないのでプライベート感があって心が落ち着きます。
縁側に座って何も考えずに庭園を眺めるのがおすすめです。


この仁和寺から歩いていける距離にある龍安寺ですが、庭園には15個の石が置かれています。
しかし、どの角度から見ても、この15個の石を同時に見ることはできません。色々な位置から石を眺めてみるのも楽しいと思います。


さて、3年生の皆さん、修学旅行はどうでしたか。
「楽しかったこと」「学んだこと」を整理しておきましょう。そして、今日はゆっくり休みましょう。
修学旅行の実施にあたり、保護者の皆様、関係する方々のご協力に感謝いたします。

05.29.湯葉丼(校長コラム)

修学旅行2日目、今日の昼食は外食です。
生徒は「そば」や「うどん」から「お好み焼き」まで班によって様々だったようです。
私は、一度食べてみたかった「湯葉丼」のお店に行ってみました。人気店らしくどんどんお客さんが入ってきます。
店内に入って食券を買うと、冷蔵ケースに入っている11種類の小鉢の中から6つ選んでくださいとのことでした。選んだ小鉢に湯葉丼と味噌汁がセットで付いてきました。
器もおしゃれで高級な感じです。
目的の「湯葉丼」ですが、トロトロの餡かけに、柚子の香りが加わりさっぱりした味わいでした。
ただし、湯葉より餡の味が目立ち、「今日は、湯葉をたくさん食べたぞー!」というような満足感は感じられませんでした。
おそらく、私が関西の味付に慣れていないことが要因かと思います。4中周辺のお店の方が私には合っているかもしれません。

05.28.温泉の効能(校長コラム)

修学旅行の宿の大浴場には露天風呂があり、更にうれしいことに温泉です。
宿のお風呂はラジウム温泉です。
ラジウム温泉は、気体となったラドンを吸い込むことで、抗酸化作用が高まり、免疫力や自然治癒力が向上します。実に温泉の世界は奥が深いと思います。
入浴時、身体を洗ってから温泉にゆっくりつかるわけですが、問題はその後です。出るときにシャワー等の真水で洗うと、せっかくの温泉成分を流れてしまうため、最後、流さずそのまま出るのが大切だと教えてもらったことがあります。
そんなことを考えながら入浴しました。
既に入浴してから数時間経ちますが身体はポカポカです。さすが温泉効果です。
ところで、厚生労働省が制定した温泉入浴指導員という資格があります。資格取得には、講義や銭湯実習など2日間の研修を受け、テストに合格する必要がありますが、以前から興味があります。
私の場合、仕事上、直接関係する場面は少なそうですが、プライベートでは役立つかもしれません。いつか取得したい資格の一つです。

05.26.仕事のスピードアップ(校長コラム)

今週は、学校外で開催される会議や研修が多く、学校内の仕事がたまってしまいました。
こんなときこそ、早くかつ正確な事務執行が求められます。
のんびり仕事をしながら、残業を好むタイプの人は公務員には向いていません。
行政感覚とは「いかに時間やお金の無駄を省くか」ということです。市民の税金を扱う公務員にはこの行政感覚が必須となります。
そもそも、ダラダラ仕事をしていては、何もしないで1年経ってしまった・・・、何てことになりかねませんので、気をつける必要があると思います。

ところで、普段私は、仕事で2台のPCを使用しています。
デスク上には、キーボードが2つ、そして、マウスも2つあります。正直、かなり邪魔です。
そこで、1つのキーボードだけで、2台のPCを操作できるよう専用のケーブルを購入しました。このことで、キーボードのCtrl(コントロール)キーを2回連打するだけで、操作できるPCが切り替わるようになって便利になりました。
些細なことですが、できることから取り組み、業務の効率化を図っていきたいと思います。
しかし、生徒と接する時間は減らさないようにする必要があります。生徒に影響する内容までスリム化してしまっては本末転倒です。

05.25.プロの仕事(校長コラム)

今日は、開校記念日です。創立77周年となります。歴史の重さを感じます。
さて、昨日は、先日の運動会の振替休業日でしたので、4歳の息子と2人で遊園地に行きました。
色々なアトラクションに乗りましたが、特に、園内を走る汽車が楽しかったです。正確には、汽車ではなく運転手さんが印象的でした。
出発前は、くるっと1回転して指差確認、運転中は、明るいアナウンスに、ノリノリな踊り、平日で空いていましたので、私たちの他に乗客が誰もいないときもありましたが運転手さんのテンションは決して下がりません。右手に鈴を持ち、左手にはマイクを持ち、腕、腰、首が大きく動きます。
もしもこの運転手がいなかったら、すなわち、トークも踊りもない汽車だったら、古びた汽車がレトロな情景の中をゆっくり走るだけの寂しげなアトラクションです。
その運転手さんが、たった1人でメルヘンな世界を創りあげているわけです。そして、そこにいる子どもたちがそのメルヘンな世界を楽しんでいるわけです。
大人の私も運転手さんが創る世界に魅了され、日常のストレスも疲れもどこかに行ってしまいました。
まさにプロの仕事です。
世の中には、「人の役に立つ仕事がしたい!」と考える人がいます。私もその一人です。しかし、「人の役に立つ仕事」があるわけではなく、結局は、その人次第だと思います。
どんな仕事でも、やり方次第で人の役に立つことができます。そして、どの業界にも人の心に感動を与えるプロがいます。