Hello 校長室

終戦の日(Hello校長室 8月15日)

 本日は終戦の日です。戦後80年ということもあり、どのように継承していくかが焦点の一つだったように感じます。朝日新聞では戦争体験のある政治家の記事が連載されています。戦争体験をしている政治家は核の恐ろしさや悲惨さを肌で感じています。その方たちもすでに政界は引退されています。福田元首相はコミュニケーションの重要性を説いていました。昨日は3冊の本を読みました。戦争に関する本は2冊読みました。「戦争を知らないキミヘ」(ポプラ社)は1945年に13歳であった竹村さんの日記を分かりやすいように伝えています。日々のほとんどが勉強らしい勉強はせず、工場での作業の動員や食べ物の確保のための農作業です。回顧録ではなくその時の日々の日記なので「現実」として伝わってきます。「日本軍朝鮮人兵士忘れ去られた37万人」(かもがわ出版)では朝鮮の人が軍人軍属でいたこと、特攻で亡くなった朝鮮の人もいることを伝えています。戦争の継承は日本がされたこと、したことの両面から学習する大切さを感じます。本日は終戦の日ですが、8月9日にソ連が参戦し15日以降も戦いが続いていたことも忘れてはなりません。戦争の悲惨さや後遺症等で苦しんでいることを思うと戦争に終わりはないのではないか考えさせられます。終戦の日、皆さんはどのようなことを感じていますでしょうか。