日誌
10.20.前例踏襲(校長コラム)
生徒会通信によると、今年の生徒会のスローガンが「勇往邁進(ゆうおうまいしん)」に決まったそうです。「勇往邁進(ゆうおうまいしん)」とは、目標に向かって、まっすく突き進むという意味の四文字熟語です。
また、生徒会通信を読み進めると、「“前例踏襲”という言葉は嫌いです。私たちは常に新しく進化していきたいのです!」と書かれていました。
私も“前例踏襲”の考え方は好きではありません。今期の生徒会役員はどんな活動を考えているのでしょうか。とても頼もしく感じます。期待しています。
さて、今日、2年生の一部のクラスで、授業用に開発されたブラウザ版「桃太郎電鉄 教育版」を試しに使いました。
“前例踏襲”の考え方だと「学校でテレビゲームを行うなんてけしからん」となるわけですが、地名を意識しながらゴールを目指せば「社会科の授業」、収益率を計算しながら物件を購入し、計画的に総資産を増やしていけば「数学の授業」として成立するかもしれません。もちろん、何も考えないでプレイすれば「ただのお楽しみ(遊び)」となります。
テレビゲームを授業に取り入れた事例は少ないため、教育効果を高めるためは、それなりに時間をかけて授業の構想を考える必要があります。ブラウザ版「桃太郎電鉄 教育版」が学校教育で普及するかは教師次第と言ったところでしょうか。正直、ゲーム要素がかなり強いため、それなりにハードルは高そうです。
いずれにしても、“前例踏襲”でないことをするには、発想力や柔軟性が欠かせません。さらに、根気や強い信念も必要です。
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