日誌

08.03.コソコソは禁止(校長コラム)

意味のわからないルールは早急に変える必要があります。
本校にも様々なルール(校則)がありますが、社会の変化等も踏まえながら、現状に合っているか、本当に必要なルールなのか、絶えず見直す必要があると思います。

ただし、「学校のルールをどんどん無くしていこう!」という話ではありません。皆が気持ちよく生活するためには一定のルールが必要です。
なぜ、そのルールがあるのか、すなわち、ルールが制定された背景や理由について、生徒も教員も、1つずつ考える必要があると思います。

本校では、「自転車通学」「スマホの持ち込み」「菓子類の持ち込み」については、全て禁止です。
実は、本校の学区域は東西に広く、通学時間が長い生徒も少なくないため、昨年度、「自転車通学」については真剣に検討しました。
しかし、過去に発生した事故や路地が多い本校学区域内の道路状況等を踏まえると、四中生の安全が担保できません。

余談ですが、私の次男(中学1年生)が、今年度から、学校の統合に伴い、自転車通学を開始しました。すると、毎週のように交通事故が発生していて、次男も事故に遭い、転倒して前歯が少し欠けました。

「自転車が危ない」というより、「自転車通学が危ない」ということです。
並走しない、車間距離を保つ、スピードを出さない、飛び出さない等、交通ルールを遵守すれば、自転車は安全な乗り物です。しかし、本校学区域内で、中学生が毎日、通学で自転車を利用するとなるとリスクが高まります。

学校には、生徒の安全・安心を担保する責務があります。その学校の責任者である私の判断として、立川第四中学校では自転車通学は認めません。絶対にダメです。

「スマホの持ち込み」「菓子類の持ち込み」も禁止です。緊急に連絡をする必要がある等、何らかの事情で、スマホを学校に持参しなければいけない場合は、こっそり持ってくるのではなく、事前に、理由を教員に説明してもらえれば、柔軟な対応を行います。

自転車通学もスマホや菓子類の持ち込みも、「バレなければOK」「こっそり持っていく」という考え方が問題だと考えています。

だんだん、説教ぽくなってきたので、このあたりで、今日のコラムは終わりにしようと思いますが、私が言いたいことは、四中生が大人になったときに、「ばれないように、コソコソ生きる」のではなく、自分が正しいと思うことを「堂々と胸を張って生きる」、そういう人生を送ってもらいたいということです。

とういわけで、「コソコソ~する。」は、本校では禁止です。そういう生き方はおすすめしません。